パリコレのセリーヌのショーの模様
業界内では大半から「セリーヌ」という答えが返ってくる。意外、と思う向きもあるかもしれないが、一般的にセリーヌと言えば、良くいえばコンサバ志向、悪くいえば、オバサンぽいイメージが付きまとう老舗ブランド。正直なところ、ファッショナブルな女性にとっては関心の薄いブランドだったと言ってもいいだろう。
ところが、セリーヌは変化を遂げていたのだ。半年前からデザイナーをバトンタッチ、新たにフィービ・フィロさん(Phoebe Philo)が就任して、古いイメージをすっかり一新させたのだ。クラシックスタイルを粋に取り入れたミニマルなデザインは実用的かつ女性目線で、デビュー作は大成功を収めた。
とはいえ、どこの世界も正念場は第二作目。今月行われたセカンドシーズンとなるコレクションに大きな注目が集まったが…。