ロスチャイルド家の御曹司、ペットボトルの船で太平洋横断

 ロスチャイルド家の御曹司デヴィッド・デ・ロスチャイルド氏が、米サンフランシスコから豪シドニーまで、ペットボトルでつくった船で太平洋を横断すると発表して、注目を集めている。出発は今年4月、約4ヶ月の航海を予定している。

 海外メディアによると、この船はデヴィッド氏が自己資金で造った、1万2千本のペットボトルをリサイクルしてできた「Plastiki号」。全長18メートルの帆船で、6人乗り。電気は太陽光で自家発電し、船内にはキャベツ畑やハーブ園もあるなど、自給自足の生活ができる。

 航海の目的は、ペットボトルのリサイクルの重要性を世界の人々にアピールし、海の環境汚染・環境問題に関心を持ってもらうためだという。専門家によると、毎年世界で生産される約9千万トンのプラスチックの10%が海に廃棄されている状態で、環境や生物に多大な被害を及ぼしているという。


デヴィッド・デ・ロスチャイルド氏、後ろの船がPlastiki号

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