英競売大手クリスティーズは、仏ファッション界の巨匠、故イヴ・サンローラン氏と長年のパートナー、ピエール・ベルジェ氏が50年以上をかけて収集したアート・コレクションの競売を行う。
オークションは2月23日から3日間。落札総額は5億ユーロ(約575億円)に上るとされる。専門家らは「世紀のオークション」と呼び、大きな注目を集めている。
クリスティーズ・パリ支店のフランソワ・ドリクルス副社長は「世界中の誰でも、美術に興味がある人間ならば、このオークションに興味を持たないはずがない」と語っている。
今回のコレクションにはキュビズム時代のパブロ・ピカソの絵画、初公開となるコンスタンティン・ブランクーシの彫刻、アイリーン・グレイのデザイン家具、古代の彫像や16世紀の銀製品など多彩な美術品が含まれるという。