元KGBスパイ、レベジェフ氏が英高級紙を買収

 元KGBの大富豪アレクサンドル・レベジェフ氏が、英高級紙インディペンデントを1ユーロ(約138円)で買収することがわかった。同紙の発行元が発表した。

 元KGBのスパイにしてロシアの大富豪レベジェフ氏。祖国でもメディアを運営、そして一昨年には英老舗夕刊紙イブニングスタンダードも買収している。資産は約30億ドル。ロシアでは銀行、航空などの企業の大株主でもある。KGB時代には英国を担当していたこともあり、英国の事情には深く通じている。

 今回のインディペンデント紙買収にあたって1ユーロという金額は、経営難だった同紙の窮状ぶりが明らかになった。1ユーロという代わりに、巨額の債務も引き受けることが条件となっている。

 同紙は歴史が比較的に浅いが、高級紙としては一定の認知度を持つようにはなった。しかし、英国は無料ペーパーが力を持ち、またインターネット化が進んだことが経営を苦しめた。部数、ユニークユーザー数ともに毎年減少している。

 レベジェフ氏は、実業に転じてからは意外に?穏健な活動が目立つ。ロシアでは、社会貢献活動にいそしむことも多く、KGB風な怖さは見せていない。苦境の英メディア界をどう変えていくのか、手腕に注目が集まる。


アレクサンドル・レベジェフ氏

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