栃木・那須塩原市の国際医療福祉大学病院はこのたび、「外科手術体験セミナー」を行い、県内の中学生たちが参加し模擬手術を体験した。
地方の医療を支える担い手が不足する中で、外科医を目指す子どもを増やそうと、同病院が初めて企画した。参加したのは、県内の中学生30人。医師の講義を聞いて、実際に模擬手術を体験をしたのだという。
また、他の地域でも、こうした長期的な視点での医師確保策を始めている。島根大医学部では、大学卒業後の地元勤務を条件とする「地域枠推薦入学」制度を設けるなどしている。
今後も、各自治体や各大学などが、医師不足に対して、こうした何らかの先手を打っていくことだろう。