高収入家庭の幼児は言語能力も高い 米研究

 幼少期に親とのジェスチャーによるコミュニケーションが豊富だった子どもは、語い習得に優れ、就学後の成績も良いという米シカゴ大学の研究結果が、米科学誌「サイエンス」に発表された。

 研究者らは、市内に住む1歳2か月の幼児を持つ社会的背景の異なる50世帯を選び、家庭での幼児の通常行動を1時間半のビデオ映像に記録。幼児が4歳半に成長した際に語い習得度を調査した。

 その結果、幼児期のジェスチャー量は親のジェスチャーの多さに比例することが判明。さらに、研究を行った心理学者メレディス・ロウ氏によると、親の社会経済的な地位の差が幼児期の言語習得に大きく影響を与えたという。

 研究によると、1歳2か月の段階で、高収入家庭の子どもは平均24種類の意味をジェスチャーで使い分けた。しかし低収入家庭の場合、ジェスチャーで表せる意味は13種類だけだった。この傾向は就学後、語いの習得にも見られることがわかった。

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