値段なんて関係ない？
東京都内で先日行われた、サプリメント「悠々美的（ゆうゆうびてき）」の発売記念イベント。サプリを実際に試した美容家でタレントのＩＫＫＯさん（48）が、美肌になった自分にさらに自信をもって、そう宣言した。また、会見に先立って行われた発売記念パーティーには、元アイドルで「100戦無敗の不動産投資家」としてメディアに引っ張りだこの沢田富美子さんをはじめ若手の女性富裕層が多数出席するなど、注目を集めていた。
このサプリの価格は1箱3万2000円（1カ月分）、継続する定期コースなら1カ月分2万9800円という価格になる。一般的な売れ筋のサプリの価格の約10倍。それでも、購入者は費用対効果という面で安いと感じているようだ。3月3日に500個限定で発売されほぼ完売。大手出版社の編集者によると、高額サプリとしては異例の大ヒットだという。
セットで約20万円という資生堂の最高級スキンケアライン「クレ・ド・ポー ボーテ シネルジック」も健闘。高額商品でも「この価格ですが、多くの方にリピートしていただいたり、あるいは、使った方のご紹介でお使いいただく方もいらっしゃいます」と関係者。1カ月程度の分量でこの高価格ながら、多くの女性富裕層がリピーターとなっているという。
いま、日本は企業が「モノが売れない」と嘆く。その一方では高額な商品が爆発的に売れている。その中で高額商品の消費に関心が高いのが、30歳代から40歳代の若手の女性富裕層である。
長らく男性社会だった日本。しかし、ここ数年で多くの女性富裕層が誕生しているのもまた事実だ。「ＹＵＣＡＳＥＥ ＭＥＤＩＡ（ゆかしメディア）」は今回、デフレ時代の日本の消費をけん引する30～40歳代の女性富裕層の消費に対してアプローチしてみた。
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