サッポロ、株主総会でスティールを退ける

 サッポロホールディングスの定時株主総会が30日、東京都内で行われ、筆頭株主の米投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパンの6人の役員候補を推す提案は否決され、サッポロ側の取締役候補10人が賛成多数で承認された。

 両社の対決はここ3年、毎年のように繰り広げられている。企業価値を損じていると主張する筆頭株主と、シェアを低下させながらも独自の成長戦略を描き実行しているとする、サッポロ側。しかし、今年も株主が選んだのはサッポロ側の主張だった。

 スティールは今年も委任状争奪のために、サッポロの株主専用のホームページを立ち上げてメッセージを小まめに出したり、株主説明会を全国で開催するなどしたものの、サッポロ側の数字が改善していることもあり、耳を傾ける人は少なく今年も敗北に終わった。

 この結果を受け、スティールパートナーズは「サッポロに前向きな変革をもたらすために、必要と思われるあらゆる方策を、これからも追及していきたいと考えています」とした。しかし、連戦連敗という結果は重く、今後の戦略は見直しを迫られる可能性も出てきた。

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