「ブランド社員は美人しか雇わない」は本当か?

人前に出る部門はやはり…

 ある高級ブランド日本法人の採用面接。人物、経歴でも何の問題があるわけでもなく、採用しても問題なさそうという女性。通しても良さそうではある。だが、ここから海外本社の鬼のような審査があるとも言われている。

 パリ、ミラノなどのファッション業界に詳しい関係者は「日本法人ではなぜか、面接の際の映像などを撮影しておき、後で本社に送って判断を仰ぐことがあるのです。それはどうやら、顔やスタイルは写真だけではわかりにくいので、『映像で見せろ』ということのようです」と説明した。

 ブランドの日本法人にとっては、海外の本社の意向は絶対。日本法人が採用を決めたとしても、本社の「美人コード」に引っかかって落とされる場合もあるのだという。やはり、人事にルックスは無関係ではなさそうだ。

 前出の関係者は「顔、ファッションセンスはもちろん、スタイルが悪ければ無理でしょうね。店舗やPRのような人前に出るスタッフは、やはりルックスのチェックを厳しく受けるようです」と話した。

 まさに、スタッフもブランドの一部そのものなのだ。

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