米ハーバード大学が来年度の学部合格者数を発表した。入学志願者数は過去最高記録となる30,489人、そのうち合格者は2,110人で6.9%の合格率だったことがわかった。ニューヨークタイムズ紙などが報じた。
ハーバード大学の昨年の合格率は7.5%で、6.9%は過去最低の合格率だった。その他の難関校ではペンシルベニア大学、ダートマス大学、コーネル大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、デューク大学などで昨年と比較して志願者数が急増、そのため合格率も低下した。
例えば、スタンフォード大学の今年の志願者数は32,022人、合格率は昨年は7.6%だったが7.2%に低下した。またペンシルベニア大学は今年の志願者数は26,938人で昨年より18%上昇、合格者は3,830人で合格率14.2%だった。
ハーバード大学の志願者数が増加したのは、大学の財政援助プログラムに期待して受験した低所得層家庭の学生が多かったためだという。また近年の名門校の合格率低下に伴って、同時に多数の大学を受ける生徒が増えていることも、志願者数増加の背景にある。