ユニクロが発表した3月の国内既存店舗の売上高で、前年比16.4%減となったことと受けて5日の東京株式市場では、ユニクロを展開するファーストリテイリング株が急落した。しかし、デフレの象徴ともされてきたユニクロだけに、他の消費が伸びているのではとの見方もできる。
「デフレの王者」とありがたくない名前で揶揄されるなど、一人勝ちを続けてきたファーストリテイリングの売上が一息ついた。客数10.7%、客単価6.4%ともに減少となった。
同社は「3月の売上高は、気温が低く推移したことから春物販売が伸び悩み、前年を下回る結果となりました」と原因を説明した。5日の市場では、1000円以上も値を下げて、1490円台で取引された。