細川益男氏が85歳で死去(ホソカワミクロン会長)

 ホソカワミクロンは6日、細川益男会長が3月31日に肺炎のため大阪市内の病院で亡くなったと発表した。85歳。近親者で密葬を営んでおり、同社は5月にお別れの会を開く。

 細川氏は、京大を卒業後、武田薬品に入社。1951年には細川鉄工所(現ホソカワミクロン)入社。父の故・永一氏を継ぎ61年~95年、2003~2008年に社長を務めた。同社を粉体関連装置で業界トップに育てあげた。

 また、所有馬に「マチカネ」の馬名を付けることでも知られ、マチカネフクキタルで菊花賞を制覇している。マスコミにあまり登場することなく、関西財界の中でも素顔はベールに包まれた存在でもあった。

 ◆ホソカワミクロン株式会社 故 細川益男会長 略歴
(生年月日) 1924年(大13年)11月29日 (大阪) (享年満85歳)
(住 所) 大阪府豊中市
(学 歴) 1943 年(昭18 年) 9 月 旧制浪速高等学校卒業
1946 年(昭21 年) 9 月 京都大学工学部化学機械科卒業
(職 歴) 1946 年(昭21 年)10 月 武田薬品工業㈱入社
1951 年(昭26 年) 3 月 同上 退社
1951 年(昭26 年) 4 月 ㈱細川鉄工所入社(現ホソカワミクロン株式会社)
1961 年(昭36 年) 3 月 当社代表取締役社長就任
1995 年(平 7 年) 12 月 当社代表取締役会長就任
2002 年(平14 年)12 月 当社名誉会長就任
2003 年(平15 年)12 月 当社代表取締役社長就任
2008 年(平20 年)12 月 代表権のない「会長」に就任

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