丸の内に「三菱一号館美術館」がオープン

 東京・丸の内に6日、「三菱一号館美術館」(東京都千代田区)がオープンした。明治期の「三菱一号館」を忠実に復元した赤レンガ造りの美術館で、建物の原設計は「鹿鳴館」を設計した英建築家コンドルによるもの。近代東京の基点・丸の内の歴史と至便性に富んだ立地を踏まえ、19世紀の近代美術を中心とする企画展を開催していく。

 6日から始まった開館記念展は「マネとモダン・パリ」。近代絵画史上最も重要な画家の1人であるエドゥアール・マネ(1832-1883)の、初期から晩年に至るまでの傑作の数々を展示する。オルセー美術館所蔵のマネの油彩・素描・版画を中心に、同時代作家の油彩、建築素描、彫刻、写真など計100点以上で構成。同時代の画家が描いた作品とともに、マネがみつめた「19世紀の首都」パリの変貌を描く。

三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間:火・土・日・祝10時~18時、水~金10時~20時
休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、1月1日
入館料:展覧会により異なる

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