ラグジュアリースポーツカーブランドのランボルギーニは、中長期的にマニュアルトランスミッション車(MT)を廃止する方針を固めたことがこのたびわかった。
スポーツカーの代名詞でもあったMTも、現在はランボルギーニではあまり採用されていないのが現状。一般的にはエンジンパワーが大きいスポーツカーには、動力を伝える効率も良いとは言い難い。それでも、運転を楽しむ、醍醐味を味わうという点において、なかなか廃止に踏み切ることができなかったのが理由の一つでもある。
しかし、今後は環境基準において厳しい規制をかけられることも予想されており、検討しなければならないのは事実のようだ。すでにガヤルドLP560-4は旧タイプと比べ約20%二酸化炭素排出量を削減するなど、2015年までにはハイブリッドモデルを発表し、35%排出量削減を目標としている。
またMTは少数派のために、生産、経営効率の点においても、廃止するメリットは大きい。今後、オーナーたちの間で、MT論争が起きることは間違いないだろうが、みなさんはどう捉えるのだろうか。
ランボルギーニミウラ