ベルサイユ宮殿で「007」の撮影がしたい仏政府

 仏政府が、ベルサイユ宮殿を映画「007」シリーズの最新作でロケ地として使ってほしいと、プロデューサーら映画製作者に提案することがわかった。タイム誌が報じた。

 仏政府は近年、ベルサイユ宮殿での映画撮影を許可することが増えており、これまでに合計165の映画が撮影されている。映画撮影を許可する理由は、宮殿運営資金の大きな収入源となることと、同宮殿の魅力を世界に伝える強力なパブリシティー効果が見込めるため。

 「ベルサイユ宮殿の美しい装飾の中で、ジェームズ・ボンドが活躍するのは素晴らしいことです。私たちは映画製作スタッフにいくつかアイデアを提案したい」とパリのフィルム・コミッション関係者は語っている。ベルサイユ宮殿は歴史映画のセットとして見られがちだが、それに限らず、色々なジャンルの映画撮影に利用できることを仏政府はアピールしていきたいという。

 しかし、フランス国民の一部にはベルサイユ宮殿が映画撮影や展覧会に利用され、テーマパーク的雰囲気になることに抵抗を感じる人々もいる。また2008年に米美術家ジェフ・クーンズ氏の回顧展が同宮殿で開催された時には、作品がポルノ的であると批判の声が出て騒動にもなった。仏政府は同様の事態が起きないよう対策を行いつつも、今後は積極的に映画や展覧会などに宮殿を貸し出す方針のようだ。

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