チョコレートで起業し成功した中国人少女(2)

価格よりも品質を選ぶ


何寧(かねい)さん
 前編はこちら中国ではまだ消費が少ないチョコレートに目を付けてショップを開いた、女子大生の何寧(かねい)さん。ついに、店舗をオープンにこぎつけるのだったが、そう簡単ではなかった。

 店舗に使う物件を借りた。物件を引き渡されたとき、部屋の面積はたった45平米。だが、彼女はアイディアを出し90平米に改造した。その部屋は天井が高く、居心地が悪いように感じられたため、部屋を上下2層に区切ったのだ。下ではチョコレートを販売し、上ではチョコレートを製造する場所にした。

 何さんは、壁の色をコーヒー色にするなど、女性らしい感性で店内をお洒落に調えて行った。

 そして、何よりも大切なのがチョコレートの品質だった。何さんは純度の高いチョコレートを、業者から直接仕入れることにした。

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