因縁の戦い再び!「希学園」が「浜学園」の模試を盗用

 仁義なき戦いを繰り広げている関西の中学受験向け進学塾で、「希(のぞみ)学園」(大阪市)が、「浜学園」(兵庫県西宮市)が作成した灘中学受験生向けのテスト問題を盗用していたことが10日、わかった。

 浜学園が3月に、大阪地裁に著作権侵害差し止め請求を行い、希学園側が事実を盗用の事実を認め「おわび申し上げます。今後はこのような著作権に関する問題を二度と起こさぬよう、起業モラルとしての体質改善に全力で取り組んでまいる所存であります」と謝罪した。

 希学園の説明によると、問題となったのは、浜学園が作成した「小6合否判定学力テスト」と「灘中オープン模試」のいずれも理科。表題を変えただけで問題はそのまま使用するなどした。両方の塾に通う塾生もいることから、発覚することは容易に想像できる。

 両塾の因縁は深く長い。現在希学園の理事長・前田卓郎氏はかつて浜学園の看板講師だった。1992年、学園理事たちと、専任講師を認めるかどうかという人事で対立。有名講師、事務員らを連れて独立し、希学園を旗揚げした。

 だが、今度は浜学園が反撃。前田氏が生徒名簿持ち出しと教材盗用などの件で司法の場に訴えた(浜学園勝訴)。その後も浜学園は内部で分裂が相次ぎ、苦戦を強いられる間に、希学園が実績を伸ばし、灘中学の合格実績で1位となっていた。以降、関西では2強となっている。

 灘中だけの実績で見ると形成は逆転。浜学園が6年連続日本一で2010年は82人、希学園46人と2倍近い差となっており、希学園の現場講師の焦りを呼んだのかもしれない。

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