中国・北京市内で、不動産投資フェアーがこのたび行われた。タワー型マンションの提案とともに、次の時代を睨んでか、安くなった米国不動産を今のうちの買おうというものだった。
昨年からすでに値上がり著しい中国の不動産価格。それでも、タワー型のマンションはあと20%は値上がりするのでは、と現地の不動産仲介業者は見ており、この日も来場した投資家たちはタワーマンションの説明に聞き入ったり、熱心に地図や模型を見入るなどしていた。
と同時に、一つのトレンドとして、安くなった米国不動産を買おうという意欲が見られる。これは昨年あたりから出てきている傾向で、将来の移民を視野に入れた
不動産購入だ。富裕層の間ではすでに、ロンドンのメイフェアなどの高級住宅地以外にも、オーストラリア、カナダ、米国などの不動産が物色されている。
値上がりした中国の不動産を今のうちに売り抜けて、米国などで割安の不動産を買おうという動きは、今後より一層大きくなっていくのかもしれない。
北京で行われた不動産投資フェア