競売大手クリスティーズが、5月4日にニューヨークで開催するオークションに、画家エドワルド・ムンクの絵画「Fertility」を出品すると発表した。落札予想価格は2500万~3500万ドル(約23~32億5000万円)。
海外メディアによると、Fertilityは1890年代後半に描かれたムンクの初期の絵画で、作業着姿の田舎の男女が、1本の木を挟んで向かい合う構図。元々1902年に、ムンクの後援者だったドイツ人のマックス・リンデ博士によって購入されたものだった。ムンクの初期の作品では最も大きい作品の1つで、4フィートの高さ、4.5フィートの長さがある。
2008年11月に開催されたオークションでは、ムンクの1890年代中頃の作品が3810万ドルで落札されており、今回も高値での落札が予想される。