不動産賃貸仲介エイブルと、同じくCHINTAIは12日、今年11月に共同持ち株会社を設立し経営統合すると発表した。
不動産賃貸仲介大手の両社が、完全親会社となる共同持株会社「株式会社エイブルCHINTAIホールディングス」を設立。かつては不況知らずだったこの業界にも再編の時代が到来している。
今回の統合の目的は規模を拡大することによって「仕入」「集客」「仲介」を強くして、さらにはコストを削減して双方のメリットにつなげようというもの。
結果としてCHINTAI各メディアの魅力の高まりとユニークユーザー数の増加。またエイブルは、媒介や管理物件数の増加が見込まれる。
賃貸住宅業界は、景気と少子高齢化の影響で、若年層の住み替えに対する意欲が低下するなど経営環境が悪化。それを統合メリットで乗り切ろうとする。この件が業界再編の引き金となるかどうか。