開成中学に合格したBくんの家 頭のよい子が育つ家【住まい編3】

子ども部屋を交流の場にする!

 Bくんの家はこのマイナスのパターンを逆手に取ったお宅でした。こもりきりになりがちな3階の子ども部屋を、一家の団らん場所にしてしまったのです。きっかけは、中学受験を控えたBくんの様子を、お母さんがひんぱんにのぞきに来たことでした。
夕食の片付けが終わるとお母さんは、子ども部屋を訪れ、
 「どれどれ、いま、なんの宿題やっているの?」とBくんの勉強ぶりをチェック。すると同室の妹から、自分の椅子に勝手に座らないでとお母さんにクレームが。一計を案じたお母さんは、子ども部屋にちゃぶ台を持ち込みました。

 子どもたちが部屋にいるときお母さんは、ちゃぶ台に座って裁縫や読書をしながら、子どもたちの勉強のはかどり具合を観察するようになりました。最初はBくんに「勉強の邪魔!」と文句を言われていたそうですが、1週間もすると、お母さんがいる状態が日常になっていきました。次第に宿題のわからないことをお母さんに訊ねたりして、気楽に勉強ができる状態になったそうです。

 さらにお母さんは、子ども部屋にテレビやラジカセなど、リビングにあったものを子ども部屋に持ち込み、食事の時間以外は、ほとんど子ども部屋で過ごすようになりました。そしてお母さんの行動でお父さんも変わってきました。遅めに帰るお父さんは2階で夕食を済ませたあと、Bくんたちの勉強が終わるころを見計らって、手みやげのデザートなどを持って、子ども部屋にお母さんと一緒に出入りするようになります。

 こうしていつの間にか子ども部屋は、一家団らんの場所へと変わっていきました。

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