トムソン・ロイターが13日、毎年恒例の「論文の引用動向による日本の研究機関ランキング」を発表した。東京大学が国内総合1位、世界順位11位を堅持したほか、「免疫学」「薬理学・毒物学」分野で日本研究機関が初めて世界トップ5に入った。世界総合1位は米ハーバード大学。
これは「Essential Science IndicatorsSM」に収録されている世界の研究機関ランキングから、日本の研究機関のみを抽出・再集計したもの。今回の調査では、分野別では「免疫学」で大阪大学が世界5位、「薬理学・毒物学」で東京大学が世界5位に入った。同分野に日本の研究機関が入るのは、2002年のランキング発表開始以来、初めてのこと。
「Essential Science Indicators」は、学術論文の引用動向データを提供する統計データベース。論文の被引用数から、世界のトップ1%にランクされる研究者と研究機関の情報を収録している。
【国内研究機関の総合ランキング TOP20】
国内順位(世界順位):大学名
1位(11):東京大学
2位(31):京都大学
3位(37):大阪大学
4位(65):東北大学
5位(67):科学技術振興機構(独)
6位(110):名古屋大学
7位(124):九州大学
8位(129):理化学研究所(独)
9位(146):北海道大学
10位(151):産業技術総合研究所(独)
11位(171):東京工業大学
12位(231):筑波大学
13位(287):慶應義塾大学
14位(292):自然科学研究機構
15位(298):広島大学
16位(311):千葉大学
17位(343):岡山大学
18位(356):神戸大学
19位(384):東京医科歯科大学
20位(396):金沢大学