オバマ米大統領夫妻の年収5億円、印税で倍増

 オバマ米大統領夫妻の2009年の収入が約550万ドル(約5億1000万円)だったとホワイトハウスが15日に発表した。著書の印税が収入の大部分を占め、2008年の約265万ドル(約2億5000万円)の約2倍となった。

 ワシントン・ポスト紙によると、昨年はオバマ氏が大統領になる前に出版した著書2冊がベストセラーとなったため、その印税収入が大部分を占めた。1冊目は2004年発行の「Dreams from My Father」で、オバマ氏が若い頃人種的なアイデンティティで悩み苦労したことや、当時の努力について書いた本で、昨年330万ドルを売り上げた。2冊目の2006年発行「The Audacity of Hope」はより政治色が濃く、昨年230万ドルを売り上げている。米大統領としての給料は40万ドル(約3700万円)だった。

 また確定申告書によると、オバマ夫妻は昨年約40の慈善団体に合計32万9100ドル(約3064万円)を寄付している。2009年のノーベル平和賞受賞の報奨金140万ドル(約1億3000万円)はオバマ氏の所得に含まれておらず、全額が慈善団体に寄付された。

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