豪住宅市場予測で敗れた学者が罰ゲーム

 負けた方が山登りするという罰ゲーム付きの、ストラテジスト対経済学者による住宅市場予測がオーストラリアで実際に行われていた。

 この勝負は、ウェスタン・シドニー大のスティーブ・キーン准教授が暴落を予想。対してマッコーリーグループのストラテジスト、ローリー・ロバートソン氏が反対意見を予想していた。結果、勝ったのは後者のローリー氏。ロイター通信社によると、キーン准教授は豪最高峰のコジオスコ山(2228メートル)へ、全長225キロの徒歩の旅に出発したそうだ。

 その後、豪住宅価格は回復し、昨年12月時点で1年前から13%以上の上昇となった。だが、キーン准教授は敗れても自説を曲げず、政府の住宅購入奨励作などにより先送りになっただけで、住宅市場の崩壊は「時間の問題」だと、いまだに主張している。

 約束を守るのは立派なことだが、先生、何でいい大人がそこまでしなきゃならんのですかね。

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