LVMH、日本人建築家2人にパリの老舗デパート改修を依頼

 今年3月に“建築界のノーベル賞”と呼ばれる2010年度米プリツカー賞を受賞した日本人建築家の妹島和世氏と西沢立衛氏が、パリの有名老舗デパート「サマリテーヌ」の建物を改修することがわかった。仏メディアが報じた。

 サマリテーヌは1869年に創業されたセーヌ川河岸の老舗デパート。2001年に仏ラグジュアリーブランド・グループLVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)に買収されたが、2005年に建物の老朽化が原因で閉店された。その美しい建物や屋上からの素晴らしい眺めは多くのパリ市民に愛されており、閉店を惜しむ声が多かった。

 LVMHはサマリテーヌの改修工事を妹島氏と西沢氏が共同経営する設計事務所「SANAA(サナー)」に依頼しており、2010年末から工事が開始される予定。デパートとして再オープンするわけではなく、商業スペース、オフィス、公共住宅などが入る複合施設に生まれ変わるという。

 妹島氏と西沢氏の共同設計事務所「SANAA(サナー)」は日本のみならず、ドイツ、イギリス、スペイン、フランス、オランダ、アメリカなど世界各国で建築プロジェクトを手がける。米ニューヨークのニューミュージアム現代美術館や、米トレド美術館のガラスパビリオン、最近ではスイス・ローザンヌのスイス連邦工科大学のロレックス・ラーニング・センターの建設などを手がけた。

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