ビル・ゲイツ氏とガイトナー米財務長官が農業基金設立

 米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長とガイトナー米財務長官は21日、発展途上国の農家を支援するためのグローバルな農業基金を新たに設立すると発表した。

 この基金は、22日にワシントンで設立される「グローバル・アグリカルチャー・アンド・フード・セキュリティー・プログラム(Global Agriculture and Food Security Program)」。発展途上国の食糧生産力を高めることを目的に、貧しい農家の人々がより多くの農作物を栽培し、今以上に稼げるよう、技術や資金を援助していく。

 ゲイツ氏とガイトナー氏は22日付けの米ウォールストリート・ジャーナル紙へ寄稿し、「世界的金融危機から世界は回復し始めたが、より強く安定した世界経済を築き上げるためには、グローバルな飢餓と貧困問題に取り組まなくてはならない」と発言。10億人以上が空腹で苦しむ世界は、安定しているとは言えないと主張した。

 また両氏は「今後数年間のうちに、世界的人口増加と気候変動による水不足が起こり、十分な食料を得ることができない人々は増加するだろう。そうなった時、小規模の農家や貧しい人々が、最も助けを必要とする」とし、各国に援助を訴えた。

 同基金は、まず2012年までに約9億ドルの資金を集めることを目標とする。米国とビル&メリンダ・ゲイツ財団のほかには、カナダ、スペイン、韓国がすでに出資を決定しており、資金は世界銀行によって管理される。

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