あおぞら銀行の元行員がインサイダー容疑で逮捕

 東京地検は22日、あおぞら銀行の元行員(49)を金融商品取引法違反(インサイダー)の疑いで逮捕した。

 報道などによると、元行員は企業融資を審査する部署に所属。融資先のアニメ制作会社が第3者割当増資するという情報をもとに株式を購入、増資を公表後に高値で売却して利益を得た疑いが持たれている。利益は数百万円になるのだという。

 あおぞら銀行は「当行では、従来、インサイダー取引防止のために、「内部者取引(インサイダー取引)未然防止方針」等の行規を定め、徹底したコンプライアンス体制を敷いてまいりましたが、こうした事態となったことを、非常に重く受け止めております」とコメントした。

 同行は昨年6月に証券取引等監視委員会の立ち入り調査を受けている。

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