富士通対元社長で明かされた「口止め料2.7億円」

 辞任取り消しを求めている富士通元社長の野副州旦氏は22日、東京都内で緊急会見を開き、“口止め料”として約2億7000万円の報酬を渡されていた、とことを明らかにした。対して富士通も同日、都内で共同インタビューを行い今後の経営ビジョンを示したが、メディアの扱いという意味では、この日の勝者は野添氏だったか。

 お互いが同じ日を狙って? マスコミに登場したが、インパクトの大きさは野添氏が勝っていた。解任を迫られたシーンの密室でのやりとりの録音を公開したからだ。

 取引しようとするファンド会社がブラックであるとして、もし辞任しない場合は、取締役会で解職が決議されるので穏便に済ませたい、との申し出を受けたという。そして相談役就任の報酬が10年間で2億7000万円。野添氏はこれを「口止め料」とセンセーショナルな表現で煽った。また公開質問状も富士通に送った。

 一方の富士通は、山本正已社長がクラウドへの大規模な投資を発表。その後、報道各社の共同インタビューも行った。

 別々の場所で行われたために、各社とも記者2人体制で臨む大仕事となったわけだが、新聞各紙の扱いの差は歴然。訴訟化も必至の情勢ではあるが、仕掛ける野添氏に対して受けて立つ富士通。戦いは泥沼化していきそうだ。

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