米フォーブス誌が、緑化事業の立ち上げやエネルギー関連事業への投資などを積極的に行う「世界で最も環境に優しい富豪10人(The World’s Greenest Billionaires)」を発表した。米グーグル共同創業者のラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏や、イスラエル、ドイツ、カナダなど各国の富豪が入った。
グーグル創業者のペイジ氏とブリン氏は、グーグルの慈善団体を通して環境団体へ1億ドルの寄付をし、また太陽エネルギーから電気自動車まで、様々な技術開発を行う企業へ投資を行ったことが評価された。
またインド出身のシリコンバレーのベンチャーキャピタリスト、ビノッド・コースラ氏は、自身のベンチャーキャピタルKhosla Venturesを通して多くの科学技術開発を行う企業に投資を行ったことが評価された。2004年からこれまでに、太陽エネルギーなどの技術開発を行う数十社に数百万ドルを投資している。
イスラエル最大の企業グループ・ARISONグループを率いるシャリ・アリソン氏は、グループのShikun & Binui社で、大規模なエネルギー関連事業、環境プロジェクト等をイスラエル国内外で展開している。
このほかに、ドイツの風力発電機メーカー・エネルコン社の創業者で、ドイツ環境賞を受賞したアロイス・ヴォベン氏や、バイエルン州の世界最大のソーラーファーム建設に1億6500万ドルを投資したドイツの王子、アルベルト・トゥルン・ウント・タクシス侯などがリストに入った。
【世界で最も環境に優しい富豪10人】
ビノッド・コースラ氏(米ベンチャーキャピタリスト)
シャリ・アリソン氏(イスラエル、ARISONグループ)
ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏(米グーグル)
リチャード・ブランソン氏(英ヴァージン・グループ)
アロイス・ヴォベン氏(独エネルコン)
アルベルト・トゥルン・ウント・タクシス侯(独王子)
ブーン・ピケンズ氏(米投資家)
ジョン・ドーア氏(米ベンチャー・キャピタリスト)
ジェフリー・スコール氏(カナダ、起業家・映画プロデューサー)
サム・ワイリー氏(米起業家)