キム・ヨナ選手が会社を設立し社長に

 バンクーバー五輪の女子フィギュアスケート金メダリスト、キム・ヨナ選手(20)が、自身の名前がついたマネージメント会社の立ち上げを準備していることが明らかになった。キム選手は選手兼社長ということになる。

 現地のスポーツ紙などの報道によると、現在のマネジメント会社「IBスポーツ」はキム・ヨナ選手担当の役員が辞職し、中心になって設立の準備をしているそうだ。同社とは今年4月いっぱいで契約満了だという。

 独立する理由だが、それは韓国のショービジネス界独特の習慣にありそうだ。日本でも大人気のグループ「東方神起」が「奴隷契約」と揶揄されたような過酷な条件で契約することも。また、女優などは性的関係を強要されることもあるという証言もある。

 キム・ヨナ選手は、2007年のスポンサー収入が20億ウォン(約1.7億円)、2008年が倍増の40億ウォン(約3.5億円)と倍増している。その後金メダルを獲得していることから、今後も伸びることが期待される。搾取される前に、自身が社長の会社を設立すれば、それだけ収入が増えることになる。IBスポーツとの具体的な契約条件まではわからない。だが、そうした状況があったのではないか、との予想も成り立つ。

 まだ進退は明らかにしていないものの、現役続行ということなら、新シーズンを迎える5月には、選手として、また社長としてやっていくことになりそうだ。

 また、生まれ故郷である京畿道富川にキム・ヨナ公園が作られる計画も明らかになっている。


キム・ヨナ選手

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