通信販売業「やずや」が動画投稿サイトYou Tubeを利用した採用試験で福岡県の女子大生の個人情報が晒された件で、同社の矢頭徹社長は「ご本人にも連絡をして、今後の対応についてはできるだけ誠意をもってご対応させていただくようお話をさせていただいております」と、謝罪し今後の対応を発表した。
この制度は一度不合格となった学生に、動画投稿させるというもの。選考するにあたって判断が難しく、やずやが福岡にあるのと、ほとんどの学生がパソコンを使うということも合わせて、さらにアピールできることがあればということを理由に敗者復活で、非公開という前提にして行うことに決めたという。
結果的に、福岡県の女子大生が大学名、氏名を公開した動画をYou Tube上に2本アップ。すぐに削除したものの、時すでに遅くコピーが出回った。
やずやは「十分にテストも行い大丈夫だろうと判断し、ご案内させていただきました。しかしながら画像の一部が一般公開のページにアップされてしまい、すぐに削除依頼をしたのですが、第三者がそれをコピーして再度ウェブ上にアップしてしまい、今回のようなことになってしまいました。非公開のご案内はしていたにもかかわらず、使い慣れた社会人と、そうでない学生への配慮が欠けていたのが今回の一番の原因です。ご本人にも連絡をして、今後の対応についてはできるだけ誠意をもってご対応させていただくようお話をさせていただいております」と謝罪した。
だが、こうした可能性も予見できただけに、You Tubeが非公開設定ができるとはいえども25人は閲覧可能で、他の方法も考えられただけに、疑問は残る。