キム・ヨナ選手を使ったクリック詐欺が横行

 韓国では、国民的なヒロインであるフィギュアスケートのキム・ヨナ選手(20)の動画を送りつけクリックさせては、偽のウイルス対策がインストールされて料金を請求するという悪質な手口が横行しているのだという。

 地元紙のソウル経済によれば、中学生(14)が受信したメールの中にキム・ヨナ選手の画像があり、思わずメールをクリックすると、対策プログラムというものが自動的にインストールされ始めたという。やがて、数十にも及ぶウイルスが発見されたので、この地亮のために30ドルを支払って下さい、という旨のメッセージが来たのだという。

 これは、キム・ヨナ選手の動画などをメールで配信し、ユーザーを誘導して、偽のウイルス対策ソフトがインストールされてしまい、料金が請求されるという悪質な手口だ。

 アンチョルス研究所が最近この現象を研究し、その結果によると、キム・ヨナ選手をはじめ有名人らを装って、インストールを誘導する偽のウイルス対策が昨年から横行しているという。こうした例は昨年は286件、今年1月から4月までに71個が発見された。

 キム・ヨナ選手見たさに引っかかってしまうというファン心理を突いた悪質な犯罪。ヨナ選手がそれだけ有名になった証拠でもあるが、そうした有名人を利用して悪事を企む者はどこの世界にもいるようだ。


キム・ヨナ選手

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