京都吉兆・徳岡氏がセントーサ島に高級日本料理店をオープン

 「京都吉兆嵐山本店」総料理長・徳岡邦夫氏がプロデュースした日本料理店「KUNIO TOKUOKA」が2日、シンガポール・セントーサ島のリゾート・ワールド・セントーサ内のホテル「クロックフォードタワー」にオープンした。

 同店は徳岡氏がプロデュースを手がけた初の海外店舗。コンセプトは江戸期に栄えた芸術装飾の流派「琳派」で、伝統的な絵画手法を用いながら、洗練された芸術性で国内外に影響を与えた琳派の“伝統と革新”という世界観を、料理と空間で表現する。

 提供する料理は、$300、$450、$750の3つの懐石料理のコース。日本の食材と伝統的な技術をベースに、グローバルな視点を加えた新しいスタイルの日本料理を提案する。シンガポールは四季がないが、日本ならではの季節のうつろいや美しさを、料理で表現していく。

 店内は40席で、内装は壁面のアートディレクションを和紙アーティーストの堀木エリ子氏と左官職人の挟土秀平氏、店内装飾を盆栽と苔のアーティスト・小林健二氏が手がけた。

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