3Xを実現した家
Gさんは無理に押し付けられることなく、自然にお父さん、お母さんの知的好奇心の道程を、本を通じて追体験していたわけです。その結果、Gさんはお父さん、お母さんに対する理解が深まるとともに、自分自身の知的好奇心もぐんぐんと伸ばすことになりました。
古い鉄骨アパートのこのお宅は、一見とても質素でした。間取りも古びた2LDKです。間取り図だけ見たら、「なぜこの家が、頭のよい子が育つ家なのだろう?」と疑問を持たれるかもしれません。
それでも、Gさんが自分の思いを表現(express)し、その表現を両親と共有(exchange)し、さらにお父さん、お母さんの知的体験を探求(explore)できる、3つのXが同時に体験できるこのおうちは、「頭のよい子」が育つのに、最適な環境なのです。
そんなご両親との関わりが実を結んだのでしょうか。Gさんは女子校最難関の桜蔭中学に、見事合格したのです。