日清食品、前期比29%増で過去最高益

 日清食品ホールディングスは13日発表の3月期連結決算で、純利益が前期比29%増の過去最高204億円となったことを発表した。海外での原材料価格低下に加え、不況による国内の「内食回帰」傾向のため販売が伸び、利益が増加した。

 売上高は前期比2.5%増の3711億円、営業利益は前期比16.1%増の273億円だった。国内では、既存ブランド「どん兵衛」などのめんの品質改良や、新ブランド「日清 太麺堂々」の立ち上げなどで販売を伸ばした。

 海外の北米地域では、価格改定の浸透と原材料価格が前期に比べ低下したことにより、黒字転換した。中国・アジア地域では、中国市場の消費低迷の影響があったものの、アジア市場における積極的な販売施策により、業績は堅調に推移した。

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