「モデル・オブ・ザ・ミレニアム」とも評されるジゼル・ブンチェンさんは今年も危なげなく女王の座を守った。産休しているのになぜ2500万ドル(約23億円)稼げるのか。なぜ1位なのか。それは、ファッション業界の保守的な体質がまず第一にある。と同時に景気の影響もある。
2009年の契約というは、景気が落ち込んだ2007~2008年に契約を結んでいるために、保守的にならざるを得なかったと言える。そのために「留任」という契約が多く、あまり順位変動もなく、しかも産休には、上位2人の他にも4位アドリアナ・リマさん(28)=ブラジル=も含まれ、地位は安泰だった。逆に言えば、不景気でも切られなかったということは実績を評価されているということでもあるが…。
また、ジゼルさんたちはビジネスマンとしての側面もあり、自身のブランドも持っており、少し休んだくらいで大きな影響がないという側面もある。
目立った新しい顔としては、9位のミランダ・カーさん(27)。豪州出身のスーパーモデルでは人気ナンバー1で、投資銀行マンが勤務中に彼女のグラビアを見たとして(実際は同僚のいたずら)解雇騒動にもなったほど。現在は、高級ランジェリーのヴィクトリアズシークレットの看板モデルでもあり、世界中で人気急上昇中だ。
◆スーパーモデル長者番付(敬称略)
1位 ジゼル・ブンチェン 2500万ドル
2位 ハイディ・クルム 1600万ドル
3位 ケイト・モス 900万ドル
4位 アドリアナ・リマ 750万ドル
5位 ドウツェン・クロース 600万ドル
6位 アレッサンドラ・アンブロシオ 550万ドル
6位 ナターリャ・ボディアノヴァ 550万ドル
8位 ダリア・ウェーボウィ 450万ドル
9位 ミランダ・カー 400万ドル
10位 カロリン・マーフィー 350万ドル