人気アイドルの父にして、焼き鳥チェーン社長の泣ける話

一人が1日1時間勤務を減らせば2500万円の利益に

 経営戦略については「経営者の仕事のなかで、最大、最高、最重要な仕事が【戦略】を考えることです。【戦略】を描けない人間は、経営者になってはダメだと思います。会社の進む方向を描けない人、その進む方向に志や理念を描けない人、そんな経営者は辞めるべきです。社員が不幸ですし、会社が成長しません」としている。

 人件費については「強い企業はその条件として、低コスト経営ができてることだと思います。そのなかでも、人件費のコストコントロールが非常に大切です。我社は今、各店舗が1日1時間(一人だけ)のバイト勤務を減らすだけで、1か月約210万の利益が出ます。1年では…約2500万の利益を生むことでが出きるのです。1億円の利益を生むには各店舗が0.5人分のバイトを減らせば達成できます」としている。

 また一方では「最近、鳥貴族の接客に対してのクレームを聞くと、スタッフの驕りを感じることがあります。お店が繁盛すればするほど、お客様に対しての感謝を忘れていくようです」と反省の弁が聞かれることも。

 などなど内容満載で、4月には「ビジネス」「社長」の両部門でデイリーで2日連続1位に。また総合でも33位にも入ったほど。まったくジャニーズネタはないが、老若男女にとって興味深い内容ではある。

 1985年に東大阪市に第一号店をオープンさせ創業した大倉社長。ダイエー創業者中内功氏の「メーカーから価格決定権を奪い、消費者に与える」という考えに感銘を受けて、値上げしないという方針は現在でも貫かれている。

 これからも「280円均一の高価値」を追求し、1000店の店舗展開を目標にまい進している。

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