キム・ヨナ選手が進退はまだ「考え中」

 フィギュアスケートの五輪金メダリストのキム・ヨナ選手が18日、ソウル市内で行われた、オリンピック誘致委員会創立総会に出席し、去就について「まだ決定していません」と答え、態度を保留した。5月いっぱいには結論を出すと見られている。

 韓国は2018年に平昌(ピョンチャン)に五輪を誘致しようとしており、誘致委員会としては人気、実力ともに申し分ないキム・ヨナ選手に全面的に協力をしてもらう意向だ。そのために、4年後のソチ五輪を目指して現役でいてもらいたいというのが正直な気持ちだ。

 平昌はカルガリー、ソチと候補地を争ったがいずれも、あと一歩のところで開催地の座を逃している。韓国は大物財界人らも協力に乗り出すなど「今度こそ」との思いが強い。もちろん、その中には、ヨナ選手の協賛企業もあり、協力したいとの思いには変わりはないようだ。

 しかし、進退の結論はまだ出せないでいる。5月の終わりには、カナダ・カルガリーに戻って練習を再開するヨナ選手。以前の所属事務所は、5月いっぱいには進退の結論を出すとしていた。今後について注目される。

 また、地元紙ソウル経済によると、2018年には何をしているかについて問われると「引退後は世界の選手たちと共演していると思います」と長期的にはプロスケーター転向をにおわせた。

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