典型的な70年代型住宅の間取り
Dくんの家は東京郊外にある木造二階建ての一軒家です。典型的な70年代建売住宅の間取りで、部屋割も現在の一軒家のような広さがありません。
1階は6畳に満たない台所と食卓ダイニング。その隣には曇りガラスの格子戸で仕切られた6畳ほどのリビング。そしてお姉さんとCくんの部屋。2階には両親の寝室があります。
まず1階にある、南向き4畳半和室のDくんの部屋におじゃましてみました。目に入ったのは勉強机。プリントや教科書でぐじゃぐじゃになっています。腕白小僧の面目躍如といったところでしょうが、これでは勉強はできそうもありません。
イラスト/大川陽子氏 『頭のよい子が育つ家』(日経BP社)より
ではDくんは一体どこで勉強しているのでしょうか?