20周年を迎え、さらに進化し続けるブルーノート東京

NY のジャズ・クラブの雰囲気をそのままお届け


 ニューヨークのジャズ・クラブ「Blue Note」の姉妹店として、1988 年、南青山にオープンした「ブルーノート東京」。ニューヨークの熱い雰囲気がそのまま味わえるクラブとして、日本の音楽シーンをさまざまな話題で彩ってきました。そのブルーノートも、昨年11月でついに20 周年。その間に出演したのは、国内外のトップ・アーティスト、のべ1240 組に上ります。今年も大物アーティストを多数招いたり、東京メトロ銀座線に「ジャズ・トレイン」を走せるなど、新しい試みが企画されているそうです。

 また、ブルーノート東京がプランニング・サポートをしているライブ・レストラン、横浜赤レンガ倉庫にある「Motion Blue yokohama」は6 周年、東京・丸の内の「COTTON CLUB」は3 周年を迎えました。それぞれの店が異なった魅力を持ちつつ、常に音楽発信基地として進化し続ける姿が、音楽ファンの厚い支持を得ています。

初めて訪れた人も魅了されるステージとの一体感


 ブルーノート東京は常連の方も多いですが、初めて訪れた人をも魅了するさまざまな要素があります。例えば、扱う音楽ジャンルの多彩さ。ジャズのみならず、ボサノヴァ、ソウルなど多様なジャンルのアーティストが集結。若者から年配の方まで、幅広い年齢層の方が楽しむことができます。

 また、観客席とアーティストたちの一体感も大きな魅力です。会場はそれほど広くはありませんが、それはアーティストたちの渾身のプレイを、より身近に感じてもらうための効果。迫力たっぷりの演奏を間近で観られるテーブル席、ライブ全体の雰囲気をゆったり楽しめるボックス席など、好みで席を選ぶことができます(一部は要予約)。特にアリーナのテーブル席は、アーティストたちの息遣いまでリアルにわかる距離。彼らのパワーを存分に感じ、熱いライブの空気と一体になる快感は、一度経験したら病み付きになるはずです。

ブルーノートはアーティストとゲスト、スタッフの社交場


 ジャズと聞くと「敷居が高そう」とイメージを持つ方もいるようですが、ブルーノートは今まであまりジャズや音楽に馴染みがなかった人にこそ、出会って欲しい空間です。それは、ここは音楽を聴く場というだけでなく、アーティストとゲスト、スタッフの社交場でもあるからです。

 「 美味しい食事とワインをいただきながら、お隣の方やスタッフの方と音楽談義に花を咲かせたい」、そんな目的で訪れるご夫婦も多いといいます。ドレスコードは特にないので、ちょっとしたデートの時や、1 人で音楽を聴きたくなった時にふらっと立ち寄れる気軽さも魅力です。政財界・芸能界の人々も多数来店しますが、特別待遇はなく、一般のゲストと同じです。隣の席の有名人と一緒にジャズにノって盛り上がる……運が良ければそんなシチュエーションに遭遇することもあるかもしれませんね。またバースデーの日に行けば、店内全体でお祝いをしてくれます。

一流レストラン顔負けの料理とワインに酔う


 ブルーノートは、一流レストラン顔負けの料理とワインが楽しめることも、人気の理由の1 つです。季節の食材をふんだんに使用したディナーは、コースのほかにアラカルトも多数。ワインも豊富に揃っていて、ソムリエが好みの一本をセレクトしてくれます。出演するアーティストをイメージして考案され、その本人によって命名される「ワンナイト・カクテル」も好評です。例えばイヴァン・リンスが命名した「LINS DREAMS」はブラジルのカクテル、カイピリーニャをブルーノート風にアレンジしたものでした。

 食事とライブを分けて楽しみたい方は、隣接のレストラン「adding:blue」へ。ライブが始まる前は期待感を胸に、終わった後は余韻に浸りながらディナーを食べれば、ブルーノートの全てを味わい尽くすことができます。

 様々な要素を組み合わせ、独自の洗練された空間を創り出してきたブルーノート東京。今年の春は、あなたもその空間の一員となってみては?

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