アーセナル株取得へアフリカ一の大富豪が名乗り


ダンゴート氏(公式HPより)
 アフリカ一の大富豪として知られるアリコ・ダンゴート氏(Aliko Dangote)が、プロサッカーの英プレミアリーグ名門アーセナルの株式約16%取得に興味を示している、と英メディアがいっせいに報じている。

 ダンゴート氏は2008年に初めて、米経済誌フォーブス長者番付に登場したナイジェリア初の大富豪。巨大コングロマリット企業集団ダンゴートグループの創業者でもあり、ブラックアフリカ最大の企業に育て上げた。

 すでに1、2位株主であるスタン・クロンキー氏(Stan Kroenke)と、アリシェル・ウスマノフ氏 (Alisher Usmanov)の両方を合わせると過半数に達する。4位株主であるレディ・ニナ・ブレイスウエル・スミス氏(Lady Nina Bracewell-Smith)が保有する約16%の株式を売却したい意向を示しているといい、仲介の投資銀行ブラックストーングループに、ダンゴート氏が取得の意向を示したという。

 アーセナルについては、昨年から約30%保有のクロンキー氏が株式公開買い付け(TOB)発動に踏み切るのではないか、と仕切りに言われてきた。ダンゴート氏が名乗りを上げたことで、クロンキー氏がどう動き出すのか注目される。

 アーセナルはロンドンに本拠地を置き、これまでリーグ優勝12回の名門で、英王室ヘンリー王子もサポーターだという。

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