映画「おくりびと」がアカデミー外国語映画賞を受賞したことを受けて、配給元の松竹の株価が急騰し、また原作本、DVDが追加発注、上映劇場の観客動員アップなど日本国内が沸いている。
日本時間の23日の授賞式では、松竹株は651円からスタートし、受賞が伝わった午後から一気に値を上げて744円で取引を終えた。
日経新聞によると、先月には31館に減った上映館数も、各映画賞の獲得で今は180館で上映中。そしてアカデミー賞受賞を受けてさらに増やす予定だという。また、シネコン最大手のワーナー・マイカルでは、23日の観客動員数が平日にも関わらず前週末の3倍以上に増えた激情が続出したという。
DVDを扱うアミューズには、23、24の2日間で2万枚の予約が入り、累計の予約数は10万枚を突破する異例の大ヒットに。また、原作本を扱う小学館ではすでに20万部を刷っているが、さらに再増刷も考えているという。