ミス鎌倉、ヒットメーカー秋元康氏が選んだ女子大生

世界遺産登録へ、コンテストを強化


2010年度ミス鎌倉/左から飯島綺美さん、新倉優季さん、金井憧れさん
 古都・鎌倉。関東を代表する観光都市の一つであるこの街で、先月、2010年度のミス鎌倉が発表された。いつもと変わらぬ光景だが、例年と一つ違うところがあった。それはリニューアルされたこと。世界遺産登録を目指す鎌倉にとっては、ミス鎌倉への少なからぬ期待を示している。その背景に迫った。

 応募者144人の中から選ばれたのは、現役の女子大学生3名。鎌倉市の飯島綺美(いいじまあやみ)さん(20)、逗子市の新倉優季(にいくらゆうき)さん(20)、東京都豊島区の金井憧れ(かないあこがれ)さん(18)だ。第26回目のミス鎌倉コンテスト。今年は、「鎌倉讃歌 ~The Audition 2010 ミス鎌倉~」と名称を変えた。

 「鎌倉讃歌」とは「鎌倉の持つ美しい自然・四季そして歴史的資源を活かした『鎌倉=優毅(ゆうき)のまち』の実現を目指す」新たな観光事業。関連行事として、着物を使い“鎌倉らしさ”を演出するショー「彩りの鎌倉(仮称)」等が企画されており、ミス鎌倉の3人のほかに、最終審査に出場した20人をモデルとして起用することも予定されている。

 応募資格は鎌倉市内だけでなく「神奈川県内に在住、在勤、在学の未婚女性」と対象を拡大。さらに審査委員として、作詞家の秋元康さん、女優の萬田久子さん、シャネル ジャパン社長・リーシャル・コラスさん、雑誌『婦人画報』編集長・出口由美さん、『25ans(ヴァンサンカン)』編集長・十河ひろ美さんらを招聘し、従来のローカルミスコンテストの枠を超えた内容になった。

 これだけを見ても、大々的なリニューアルだということがわかる。

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