ミス鎌倉、ヒットメーカー秋元康氏が選んだ女子大生

少子高齢化も観光収入は730億円

 リニューアルの背景には、鎌倉市が掲げる観光基本計画の方針がうかがえる。平成20年度に鎌倉を訪れた観光客はのべ1934万人(前年比103%)で、観光収入は約730億円。少子高齢化が進む鎌倉にとって、観光客という交流人口を有効に活用していくことがまちの活性化につながるという考えだ。

 昨今は不況の影響で、テレビや雑誌なども近場の観光スポットを取り上げることが多い。鎌倉のメディア露出の増加は顕著で、それにともない「今年は観光客が例年より増えている気がする」と地元タクシー運転手は語る。持続的に目標値を達成するためにも、また世界に向けて観光都市をアピールする意味でも、さらなるPR力の強化に期待がかかる。


挨拶するミス鎌倉
 実際に、同コンテストの応募者数は一昨年の115人、昨年の120人から144人と増加。書類審査と予選審査を通過した20人が最終審査に臨んだ。審査員に招聘された秋元康さんといえば、言わずと知れたアイドルグループAKB48の生みの親。今、最も旬なアイドルをプロデュースする独特の感性を持つ秋元さんだが、コンテスト風景も、また独特だったという。

 次回は、コンテストの模様とミス鎌倉の紹介。

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