ミス鎌倉、ヒットメーカー秋元康氏が選んだ女子大生(続編)

白い絽の着物で、日傘をさすイメージ


ミス鎌倉の審査員
 2010年度ミス鎌倉コンテスト(前編はこちら)の最終審査が行われたのは、北鎌倉の長寿寺。寺社が審査やお披露目の会場に使われるのも鎌倉ならでは。予選を通過した20人の衣装は着物。ミスコンにありがちなウエディングドレスや水着着用の審査はなく、庭を歩く立ち居振る舞いや質疑応答で、見た目の美しさだけでなく清楚感や知性、鎌倉への思い入れなど内面の輝きを見い出すというねらいだ。

 実行委員である鎌倉市観光協会から「コンテストに非常に長けている」として招聘された秋元康さんから飛び出した質問はミス候補者たちも、完全に裏をかかれていたという。中でも候補者たちが最も困った質問は次のようなものだったそうだ。

 「自分がミスとしてふさわしくないと思うところは?」

 また、数多くの「愛され系」女性を見てきた『25ans(ヴァンサンカン)』編集長・十河ひろ美さんは、「年齢を重ねて鎌倉夫人(白い絽の着物で、日傘をさして坂道を歩いていくイメージ)になるような人」という視点で審査したという。コンテストの最後には、「質疑応答などから人間的な魅力が伝わり選ばれた3人。鎌倉を世界の人に伝えられるよう頑張ってください」と秋元さんからエールが送られた。

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