資源の宝庫アフリカを狙うヘッジファンド

 世界有数のファンドマネージャー、フィリップ・ファルコン氏が設立したハービンジャー・キャピタルが、地球最後の資源の宝庫といわれるアフリカへの投資を進めている。

 同社のマネジングディレクター、ローレンス・クラーク氏はブルームバーグのインタビューに「アフリカは最後の資源未開発地。投資拡大を進めていく」と語った。

 世界経済フォーラムによると、世界の外国直接投資は2008年に20%落ち込んだが、アフリカへの資本流入は16%増加し過去最高の620億ドル(約5兆6000億円)に膨らんでいる。それだけ各国の注目が集まっているという証明でもある。

 ハービンジャーは現在のアフリカへの投資は3件。セーブル・マイニング・アフリカ、アフリカン・メディカル・インベストメンツを保有。また、鉄鉱石の採掘会社アフリカン・ミネラルズも保有している。

 ファルコン氏は2009年のヘッジファンドマネージャーランキングで8.25億ドルの報酬を得て10位に入っている。

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