ビル・ゲイツ氏が28億円で購入した世界一高い本

 ポール・フレーサー・コレクティブルズが3日、世界で最も貴重な本トップ5のランキングを発表した。1位はマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が3080万ドル(約28億4000万円)で購入した、レオナルド・ダ・ヴィンチの「レスター手稿」だった。

 ルネサンス期を代表するイタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年~1519年)の「レスター手稿(The Codex Leicester)」は、現在では4400万ドル(約40億5000万円)の価値があるとされる。ダ・ヴィンチが晩年に執筆した72ページのイタリア語の自筆原稿で、水理学や天文学などに関する考察が記されている。ローマの画家から英貴族レスター伯爵、米石油王アーマンド・ハマー氏の手に渡り、1994年にビル・ゲイツ氏が3080万ドルで購入した。毎年1回、1カ国の1カ所のみで公開されることで知られる。

 2位は「ハインリヒ獅子公の福音書(Gospels of Henry the Lion)」で、2550万ドル(23億5000万円)。ドイツ君主ハインリヒ12世(1129年~1195年)がベネディクト会修道士に書かせた福音書で、全266ページ、4つの福音と50の細密画で成る。1983年のロンドンのサザビーズオークションで1200万ドルで落札されたが、現在は2550万ドルの価値があるとされる。

 3位は1215年に制定されたイングランドの憲章「マグナ・カルタ(The Magna Carta)」で、2130万ドル(約19億6000万円)。現存する17部のうちの1部で、個人所有の唯一の写本が2007年、ニューヨークのサザビーズオークションで2130万ドルで落札された。落札したのは米カーライル・グループの共同創業者デヴィッド・ルビンスタイン氏。

 4位は米鳥類研究家ジェームズ・オーデュボン(1785年~1851年)の「アメリカの鳥類(Birds of America)」で、880万ドル(約8億1000万円)。北アメリカの珍しい鳥を描いた435枚の彩色銅版画集で、1827年から1838年にかけて英国で販売された。2000年のニューヨークのオークションでの落札価格は880万ドル。

 5位は英劇作家ウィリアム・シェイクスピア(1564年~1616年)の「ファースト・フォリオ(First Folio、Mr. William Shakespeare’s Comedies, Histories, & Tragedies)」で、550万ドル(約5億円)。シェイクスピアの死の7年後、1623年に発行された戯曲集。シェイクスピアの戯曲12作以上をまとめた最初の作品集で、750部が刷られた。2006年にサザビーズのオークションに出品され、過去最高金額の520万ドルで落札されている。

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