スポーツマンシップに涙と拍手が止まらない

 米大リーグで、タイガースのガララーガ投手がインディアンス戦で誤審により完全試合の偉業を逸した件で、当事者ジム・ジョイス審判が3日、タイガースの本拠地コメリカパークに登場したが、ガララーガ投手との和解が成立し、スタンドは拍手に沸くという心温まる一幕があった。

 2日、同スタジアムで行われた試合で、ガララーガ投手が完全試合まであと一人となったところで、一塁塁審のジョイス氏は最後の打者の内野ゴロを「セーフ」とした。だが、あっさりと誤審だと認め、ガララーガ投手に謝罪した。

 そのジョイス氏が3日の試合では主審に。タイガースファンにとっては敵でしかない。ヤジ、ブーイングはもちろん、厳しい言葉をつづったボードを掲げるファンもいる中で、粋な計らいがあった。

 タイガースのリーランド監督が、メンバー交換をガララーガ投手に依頼。ジョイス主審とガッチリと和解の握手を交わした。

 自分が犯した「罪」。しかし、リーランド監督、そしてガララーガ投手も、そこはスポーツマン、紳士だった。こうした粋な計らいに、ジョイス主審は目からあふれる涙。そこに、もう前日の遺恨はない。

 大リーグでも滅多にみることができない、心温まるシーンに、さっきまではブーイングだったファンたちも大きな拍手で、「きのうの敵」を、さらには、紳士的な振る舞いのガララーガ投手をたたえていた。


(左から)ジョイス主審とガララーガ投手

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