人口比、親族のつながりが理由か
調査を担当した専門家によると、この比率は学術界や文学界で傑出した人物にも当てはまるという。ちなみに、全国戸籍人口分析(2007年4月)によると中国で一番多い名字は「王さん」で総人口の7.25%、2番目は「李さん」で7.19%、3番目は「張さん」で6.83%と、大富豪の数の比率にほぼ匹敵した。
一般的に人口が多い姓は、すぐれた人材を輩出する確率も高い。また今回の結果は、中国の伝統的な家族観念とも一致するという。中国では社会で活躍するためには親族のつながりや助け合いを重視する傾向にあるのだ。
同調査では、大富豪の男性と女性の割合が6:1だったことや、約6割が大学卒業をしていて、北京大学卒業者が一番多かったことも明らかになった。また、不動産業やIT業界が多く、出身は北京、上海、深せん、杭州など沿岸部の都市だった。