4日のニューヨーク株式市場は、米雇用統計が市場予想を下回ったことや、依然として欧州の財政破綻の懸念があることなどから、ダウ工業株30種平均は前日比323.31ドル安の9931.97ドルで取引を終えた。
同日に発表された非農業部門の就業者数(速報値、季節調整済み)は前月比43万1000人増。高い水準となったものの、市場予想を下回ったこと、さらには民間部門の伸びは低い水準にとどまったことで失望感が出たようだ。
また、ハンガリーの首相報道官が、国家財政が極めて厳しい状況にあると発言したことも影響した。